講演会の時間は何分が適切?60分・80分・90分と時間配分の考え方
講演会を企画するとき、「講演時間は何分くらいが適切なのか」「90分の開催枠なら、講師に90分話してもらえばよいのか」と迷うことがあります。
実際の講演案件では、60分〜80分程度の枠が比較的多い印象ですが、適切な時間は講師や開催目的、講演内容によって異なります。また、講演枠のすべてを講師が話し続けるとは限りません。
たとえば80分の枠でも、「講話50〜60分+質疑応答20〜30分」といった構成にすることがあります。主催者が希望する時間と、講師が力を発揮しやすい講演時間をすり合わせながら構成を決めることが大切です。
この記事では、実際の講演会調整をもとに、講演時間の考え方、質疑応答の入れ方、60分・80分・90分枠のモデル構成などを紹介します。
講演会は60分〜80分程度の依頼が多い
これまで扱ってきた講演案件では、案件によってさまざまですが、質疑応答を含めて60分〜80分程度の依頼が比較的多い印象です。
ただし、「講演会は60分が正解」「80分なら長すぎる」と一律に決められるものではありません。講師によって対応できる時間や講演内容が異なるためです。
主催者側で開催枠を決める際は、まず全体の希望時間を整理し、そのうえで候補となる講師がどの程度の時間・構成で対応できるのかを確認します。
「講演枠」と「講師が話す時間」は同じとは限らない
講演会の時間を考える際に押さえておきたいのが、主催者が確保している講演枠と、講師が実際に講話をする時間は必ずしも同じではないという点です。
たとえば90分の講演枠であれば、次のような構成も考えられます。
- 講師紹介
- 講演:70分
- 質疑応答:20分
この場合、講師が90分間話し続けるわけではありません。講話と質疑応答を組み合わせて90分の講演枠を構成しています。
なお、主催者による締めの挨拶や集合写真などは、この90分の講演枠には含めず、別途時間を確保するケースもあります。イベント全体のタイムスケジュールを作る際は、どこまでを「講演時間」とするのかを明確にしておくことが重要です。
講演会LABO 実務メモ
主催者から「80分間お願いしたい」と相談を受けても、そのまま80分間すべてを講話にするとは限りません。
講師によっては、「講話50〜60分+質疑応答20〜30分」のように、主催者が確保している時間枠の中で構成を調整することがあります。
大切なのは、主催者が確保した時間に講師を無理に合わせることではなく、開催目的を踏まえながら、その講師が話せる内容・適正時間と主催者の希望をすり合わせることです。
講演時間を決めるときに確認したい4つのこと
1.開催目的
まず確認したいのは、何のために講演会を開催するのかです。知識を持ち帰ってほしいのか、参加者に前向きな気持ちになってほしいのか、特定のテーマについて考えるきっかけを作りたいのかによって、必要な構成も変わります。
2.講師が話せる内容と適正時間
講師にはそれぞれ、講演で話している内容や対応しやすい時間があります。主催者が90分を希望していても、講師側としては60分程度の講話が適している場合もあります。候補者へ打診する際に確認しておきます。
3.質疑応答を設けるか
講話だけで構成するのか、参加者からの質疑応答を設けるのかによって時間配分は変わります。質疑応答を設ける場合は、その時間も含めて講演枠を考えます。
4.講師紹介や主催者進行をどこに含めるか
講師紹介を講演枠に含めるのか、主催者の締めや集合写真を講演終了後の別枠にするのかなど、イベント全体の進行も整理します。
質疑応答は何分くらい取ればいい?
質疑応答を設けるかどうか、また何分確保するかは、講師の属性や講演内容によって考えます。
実際に扱っている著名人の講演では、20〜30分程度の質疑応答時間を設定するケースがあります。参加者から実際に質問が出ることもあり、講師本人が一つひとつの質問を考えながら丁寧に回答する場合は、少し長めに時間を確保しています。
著名人の講演では、講演内容そのものに加え、「本人に直接聞いてみたい」という参加者の関心から質疑応答が求められるケースもあると感じます。
一方で、教授や専門家など別の属性の講師について、同じように必ず多くの質問が出るとは限りません。講演会LABOとしても、すべての講師に一律で質疑応答20〜30分を推奨するものではありません。
講師の属性、テーマ、参加者との関係性などを踏まえ、講師側とも相談しながら決めるのがよいでしょう。
60分・80分・90分の時間配分例
以下はあくまで構成を考えるためのモデル例です。講師によって適切な講演時間は異なるため、実際には講師側へ確認して調整します。
60分枠の例
- 講師紹介
- 講演:40分
- 質疑応答:20分
限られた時間の中で、講話と参加者からの質問時間を組み合わせる構成です。講師によっては60分すべてを講話とする場合も考えられます。
80分枠の例
- 講師紹介
- 講演:50〜60分
- 質疑応答:20〜30分
実際の調整でも考えられる構成です。主催者から80分の希望があっても、80分すべてを講話にするのではなく、質疑応答を含めて全体を設計します。
90分枠の例
- 講師紹介
- 講演:70分
- 質疑応答:20分
90分の講演枠を、講話と質疑応答に分ける例です。主催者の締めや集合写真等を行う場合は、必要に応じてこの枠とは別に時間を確保します。
※上記は一般的な正解を示すものではなく、講演時間の組み立て方をイメージするための一例です。実際の対応可能時間や構成は講師ごとに異なります。
主催者の希望時間と講師の適正時間が合わない場合
主催者が希望する時間と、講師側が対応しやすい時間が一致しないこともあります。
たとえば主催者から「80分間の講演をお願いしたい」という希望があったとしても、講師側から「講話50〜60分+質疑応答20〜30分」という構成を提案することがあります。
この場合、主催者が確保している80分という枠そのものを変更するのではなく、その枠の中で講師が対応しやすい構成へ調整できます。
もちろん講師や案件によっては、講演枠自体を変更した方がよい場合もあります。まずは主催者の希望を確認し、講師側の条件と照らし合わせて調整します。
90分枠なら講師には何分話してもらえばいい?
「講演会を90分で予定しています。講師には何分話してもらえばよいですか?」という場合、最初から「70分話してもらいましょう」と決めるのではなく、次の順番で整理します。
- 開催目的を確認する
- 候補講師が話せる内容・適正時間を確認する
- 質疑応答を設けるか確認する
- 講師紹介など講演枠内の進行を整理する
- 主催者の締め・集合写真など講演枠外の進行も整理する
この内容を踏まえたうえで、90分の中をどのように配分するか決めます。
講演時間を先に固定しすぎない
会場予約やイベント全体の都合から、主催者側である程度の時間枠を先に決めることはあります。
ただし、「90分枠だから90分話せる講師を探す」と時間だけで候補を絞るよりも、開催目的や参加者に合う講師を検討し、その講師が力を発揮しやすい構成を相談するという考え方もあります。
講師が決まった後に、講話と質疑応答の配分を調整できるケースもあります。
講演時間を決める前のチェックリスト
- □ 講演会の開催目的は整理できている
- □ 参加者属性・参加予定人数を整理している
- □ イベント全体の開催時間を確認している
- □ 講演枠として何分確保できるか確認している
- □ 講師紹介を講演枠に含めるか確認している
- □ 候補講師の対応可能時間を確認している
- □ 候補講師に適した講話時間を確認している
- □ 質疑応答を設けるか確認している
- □ 質疑応答を設ける場合の時間を確認している
- □ 主催者の締め・集合写真などに別途必要な時間を確認している
講演時間についてよくある質問
Q.講演会は何分くらいが一般的ですか?
これまで扱ってきた案件では、質疑応答を含めて60分〜80分程度の依頼が比較的多い印象です。ただし、適切な時間は講師や開催目的によって異なります。
Q.90分枠なら90分間話してもらうものですか?
必ずしもそうではありません。たとえば講演70分+質疑応答20分など、講話と質疑応答を組み合わせて構成することがあります。
Q.質疑応答は必ず入れた方がいいですか?
一律に必要とは言えません。著名人の場合は参加者の関心から質問が出るケースもありますが、講師の属性や講演内容によって異なるため、講師側と相談して決めます。
Q.質疑応答は何分くらい必要ですか?
扱ってきた著名人講演では20〜30分程度確保するケースがありますが、すべての講師に当てはまる基準ではありません。
Q.主催者の希望時間と講師が話せる時間が合わない場合は?
講話時間と質疑応答の配分を変え、主催者が確保している全体枠の中で構成を調整する方法があります。必要に応じて時間枠そのものも相談します。
Q.主催者の締めや集合写真も講演時間に含めますか?
イベント設計によります。実際には、講師紹介・講話・質疑応答を講演枠とし、主催者の締めや集合写真は別時間として確保するケースもあります。
講演時間・当日の構成から相談できます
「60分と90分、どちらで依頼すればよいか分からない」
「80分の開催枠に合う講演構成を考えたい」
「講師に何分話してもらい、質疑応答を何分取ればよいか相談したい」
「希望する講師と主催者側の時間条件を調整したい」
そのような段階からでもご相談いただけます。
講演会LABOでは、単に講師を紹介するだけでなく、開催目的や参加者、講師が話せる内容・適正時間を確認しながら、講話と質疑応答を含めた講演構成についても必要に応じて調整します。
講演会の時間に一つの正解があるわけではありません。主催者の希望と講師側の条件をすり合わせ、その講演会に合った時間配分を考えることが大切です。
講演会のこと、まずはお気軽にご相談ください。
講師選び、テーマ、予算、開催準備など、講演会にはさまざまな検討事項があります。
「講演会を開催したいけれど、何から始めればいいかわからない」
「目的は決まっているけれど、どんなテーマ・講師が合うかわからない」
「企画から当日運営まで相談したい」
そんな段階から、お気軽にご相談ください。
開催目的や対象者、ご予算、時期などをお伺いしながら、一緒に方向性を整理します。
講演会LABOへのご相談、開催目的の整理、講師選定に関するご相談について、相談料・紹介手数料等を主催者様からいただくことはありません。
※イベント全体の企画・制作・運営等をご依頼いただく場合には、ご依頼内容に応じて別途お見積りいたします。