講演会の講師プロフィールはどう確認する?肩書き・経歴・実績の正しい掲載方法
講演会の講師が決まると、主催者はチラシやポスター、Webサイト、申込ページなどを制作するために、講師のプロフィールや肩書き、宣材写真を準備することになります。
その際、インターネット上に掲載されている情報や過去の講演会チラシを参考にしてプロフィールを作成するケースもあります。
ただし、過去の情報は現在と肩書きが変わっていたり、経歴の表現が更新されていたりする可能性があります。また、宣材写真についても、現在使用してよい正式な写真が別に用意されていることがあります。
この記事では、講演会のチラシやWebサイトに掲載する講師プロフィールをどのように準備し、どこまで講師側へ確認すればよいのか、実務上の流れを整理します。
講師プロフィールは主催者側で情報を集めるケースも多い
講演会のチラシ等を制作する際、主催者側がインターネットなどから講師のプロフィール情報を集め、原稿を作成するケースは少なくありません。
講師の公式情報やこれまでの経歴を確認しながら、今回の講演会に必要な内容をまとめていきます。
一方で、情報の信ぴょう性が分からない場合や、どのプロフィールを使用すればよいか判断できない場合は、講師側やマネジメント会社へ相談します。
必要に応じて、講師側からプロフィール資料を提供してもらい、その内容をもとに主催者側で掲載原稿を作成することもあります。
講演会LABO 実務メモ
プロフィールについては、必ず講師側から完成文章が送られてくるとは限りません。主催者側で情報を整理して原稿を作成し、最終的に講師側へ確認するという進め方もあります。
大切なのは「誰が文章を作るか」よりも、公開前に内容の正確性を確認できていることです。
宣材写真は講師・マネジメント会社側から提供してもらう
講師の写真については、インターネット上で見つけた画像を主催者側の判断で使用するのではなく、講師側やマネジメント会社から現在使用可能な宣材写真を提供してもらうことが基本です。
講師によっては複数の宣材写真が用意されている場合もあります。提供された写真の中から使用する写真を選び、チラシやWebページを制作します。
宣材写真には肖像に関する取り扱いもあるため、Web上で見つけた画像を保存してそのまま使用する、といった進め方は避けた方がよいでしょう。
肩書きは違和感がある場合に講師側へ確認する
講師の肩書きには複数の表現が考えられることがあります。
たとえば、スポーツ選手の引退後であれば、「元プロ野球選手」「野球解説者」「○○球団OB」など、活動内容によってさまざまな表現が考えられます。
実務では、主催者側から上がってきた肩書きに大きな違和感がなければ、そのまま進めるケースもあります。
一方で、「現在この肩書きを使用してよいのか」「この表現で正しいのか」と気になる場合は、マネジメント会社や講師側へ念のため確認します。
すべての肩書きを毎回一律に個別確認するというよりも、公開する情報として違和感や不明点があれば確認する、という考え方です。
過去のプロフィールは必要に応じて短く編集してもよい
講師の正式なプロフィールが長い場合、チラシの限られたスペースにすべての経歴を掲載することは難しくなります。
そのため、今回の講演テーマに関係する経歴を中心に抜粋し、短いプロフィールへ編集することがあります。
たとえば、次のような情報から今回の講演に必要な部分を選びます。
- 代表的な所属・活動歴
- 主な実績や受賞歴
- 今回の講演テーマにつながる経験
- 病気・闘病など講演内容に関係する経験
- 現在の活動
ただし、文章を短く編集した場合も、最終的な掲載原稿は公開前に講師側へ確認しておくことが大切です。
情報そのものが正しくても、表現の仕方や現在の活動との関係で修正が必要になる可能性があるためです。
Webで見つけたプロフィールをそのままコピーしない
講師名を検索すると、過去の所属先、インタビュー記事、イベントページ、過去の講演会チラシなど、さまざまなプロフィール情報が見つかります。
これらはプロフィールを作成する際の参考にはなりますが、現在もその情報が最新とは限りません。
特に、肩書き、所属、現在の活動内容などは時間の経過とともに変わる可能性があります。
また、過去の講演会で使われていたプロフィールが、そのイベント向けに編集された文章である可能性もあります。
そのため、Web上の文章をそのままコピーして掲載するのではなく、現在使用してよい情報かどうかを確認したうえで原稿を作成します。
過去の講演会チラシも「参考資料」として考える
過去に同じ講師が登壇した講演会のチラシは、プロフィールの長さや掲載項目を考えるうえで参考になります。
しかし、「以前この表記で掲載されていたから、今回もそのまま使える」とは限りません。
過去のチラシ制作後に肩書きやプロフィールが更新されている可能性もあるため、現在の情報として問題がないか確認することが重要です。
講演テーマに合わせてプロフィールを編集する
プロフィールは単なる経歴一覧ではなく、「なぜこの人が今回の講演をするのか」を参加者に伝える役割もあります。
そのため、今回の講演テーマと関係の薄い経歴をすべて並べるよりも、講演内容につながる経験や実績を中心に整理した方が、参加者にも講師の背景が伝わりやすくなります。
たとえば健康・医療に関する講演であれば、そのテーマにつながる本人の経験や活動を中心に掲載するなど、講演の目的に応じてプロフィールを構成します。
ただし、主催者側で編集した場合は、公開前に講師側へ最終原稿を共有します。
チラシ・Web公開前に完成原稿を確認する
講師プロフィール、肩書き、宣材写真を使ってチラシやWebページを制作したら、公開・印刷前に完成原稿を確認します。
調整窓口がある場合は、まず窓口側で内容を確認し、そのうえで必要に応じて講師・マネジメント会社へ共有します。
この段階では、プロフィール文章だけを見るのではなく、実際の掲載状態で確認することが大切です。
- 講師名の表記
- 肩書き
- プロフィール文章
- 講演テーマ
- 宣材写真
- 写真とプロフィールの組み合わせ
- その他、講師に関するキャッチコピーや紹介文
修正が必要な場合は主催者側で反映し、確認後に印刷・Web公開へ進みます。
プロフィール提供から公開までの基本的な流れ
講師プロフィールを掲載するまでの流れは、次のように考えると整理しやすくなります。
- 講師が正式決定する
- 主催者側で必要なプロフィール情報を整理する
- 不明点があれば講師・マネジメント会社へ相談する
- 講師側から宣材写真を提供してもらう
- 必要に応じてプロフィール資料も提供してもらう
- 主催者がチラシ・Web等の掲載原稿を制作する
- 調整窓口で講師名・肩書き・経歴・写真等を確認する
- 講師・マネジメント会社へ必要な最終確認を行う
- 修正があれば反映する
- 承認後に印刷・Web公開する
主催者から「プロフィールを送ってください」と言われたら
主催者から講師プロフィールの提供を求められた場合は、現在使用可能な情報を確認してから共有します。
回答例
「講師側へ現在使用可能なプロフィール・宣材写真を確認のうえお送りします。主催者様にてチラシやWeb掲載用に編集される場合は、完成原稿を公開前に一度ご共有ください。講師側へ最終確認いたします。」
このように案内しておくことで、プロフィール提供後に主催者側で文章を編集する場合も、公開前に確認する流れをつくることができます。
講師プロフィールの確認チェックリスト
- □ 講師名の表記に間違いがない
- □ 肩書きに大きな違和感や不明点がない
- □ 現在の活動内容とプロフィールが一致している
- □ 古い所属・肩書きをそのまま使用していない
- □ 経歴・実績の内容に誤りがない
- □ 今回の講演テーマに合うプロフィールになっている
- □ 長いプロフィールを編集した場合は最終原稿を確認した
- □ 宣材写真は講師・マネジメント会社側から提供されたものを使用している
- □ 写真を主催者側の判断で不適切に加工していない
- □ チラシ・Web等の完成原稿を公開前に確認した
- □ 講師側から修正指示があれば反映した
- □ 最終確認後に印刷・公開している
講師プロフィールについてよくある質問
Q.講師プロフィールは誰が作成しますか?
主催者側がWeb等の情報を参考に原稿を作成するケースもあります。情報の正確性が分からない場合は講師側へ相談し、必要に応じてプロフィール資料を提供してもらいます。
Q.講師の宣材写真はネットから取得してもいいですか?
主催者側の判断でWeb上の画像を使用するのではなく、講師・マネジメント会社側から現在使用可能な宣材写真を提供してもらうことをおすすめします。
Q.プロフィールが長いので短くしてもいいですか?
今回の講演に関係する経歴を中心に短く編集することはあります。ただし、編集後の最終文章は公開前に講師側へ確認しておくと安心です。
Q.過去の講演会チラシと同じプロフィールを使ってもいいですか?
参考にはなりますが、現在も同じ肩書き・プロフィールを使用しているとは限りません。古い情報の可能性もあるため、現在の情報として問題がないか確認します。
Q.肩書きは必ずマネジメント会社へ確認しますか?
主催者から上がってきた表記に大きな違和感がなければそのまま進めるケースもあります。不明点や気になる表現がある場合は、必要に応じて講師側へ確認します。
Q.講師の経歴を今回のテーマに合わせて抜粋してもいいですか?
長い経歴から必要な部分を抜粋することはあります。ただし、事実関係や表現に問題がないよう、完成原稿を講師側へ確認してから掲載します。
Q.Webサイトとチラシで違うプロフィールを使ってもいいですか?
媒体のスペースに応じて長さを変えることは考えられます。ただし、どちらも事実関係や肩書きが正しく、講師側が確認できる内容にしておくことが大切です。
講師プロフィールは「正しい情報を、現在の状態で掲載する」
講師プロフィールを作成するとき、インターネット上の情報や過去のチラシは便利な参考資料になります。
しかし、著名な講師ほど、これまでにさまざまな媒体でプロフィールが掲載されており、どの情報が現在の正式なものなのか分かりにくいこともあります。
だからこそ、Web上の情報だけで完結させず、不明点があれば講師側へ確認する。宣材写真は現在使用可能なものを提供してもらう。主催者側でプロフィールを編集した場合は、公開前に完成原稿を確認する。この流れをつくっておくことが大切です。
講演会LABOでは、講師選定・依頼だけでなく、講師決定後のプロフィール・宣材写真の手配、チラシやWeb掲載内容の確認、講師・マネジメント会社との調整までサポートします。
「どのプロフィールを使えばいいか分からない」「ネット上の肩書きが現在も正しいか確認したい」といった段階からでもご相談いただけます。
講演会のこと、まずはお気軽にご相談ください。
講師選び、テーマ、予算、開催準備など、講演会にはさまざまな検討事項があります。
「講演会を開催したいけれど、何から始めればいいかわからない」
「目的は決まっているけれど、どんなテーマ・講師が合うかわからない」
「企画から当日運営まで相談したい」
そんな段階から、お気軽にご相談ください。
開催目的や対象者、ご予算、時期などをお伺いしながら、一緒に方向性を整理します。
講演会LABOへのご相談、開催目的の整理、講師選定に関するご相談について、相談料・紹介手数料等を主催者様からいただくことはありません。
※イベント全体の企画・制作・運営等をご依頼いただく場合には、ご依頼内容に応じて別途お見積りいたします。