講演会の集客方法は?参加者を集めるために主催者が考えたいこと
講演会を企画するとき、「講師は決まったけれど、本当に参加者が集まるだろうか」と不安になる担当者も多いのではないでしょうか。
講演会の集客というと、チラシ、SNS、メール、Webサイトなど「どう告知するか」に目が向きがちです。しかし、告知方法を考える前に整理しておきたいことがあります。
それは、「誰に来てほしい講演会なのか」です。
誰に来てほしいのか。その人たちは何に関心があるのか。今回の講師やテーマはそのニーズに合っているのか。そして、その対象者へどの方法で情報を届けるのか。
講演会の集客は、告知を始めてから考えるのではなく、講師やテーマを決める企画段階から始まっています。
この記事では、実際の講演案件で主催者と調整してきた経験をもとに、講演会の集客を考える際の基本的な考え方と告知方法を整理します。
講演会の集客は「誰に来てほしいか」から考える
参加者を集めたいからといって、最初から「SNSで告知しよう」「チラシを配ろう」と考える必要はありません。
まず確認したいのは、今回の講演会に誰に来てほしいのかです。
たとえば、企業の取引先、団体の会員企業、社員、地域住民など、対象者によって関心のあるテーマも情報に触れる場所も異なります。
対象者が曖昧なままでは、講師やテーマが適切なのか、どこで告知すべきなのかも判断しづらくなります。
そのため、集客を考える際は次の順番で整理すると分かりやすくなります。
- 1.誰に来てほしいのか
- 2.その人たちは何に関心があるのか
- 3.今回の講師・テーマがそのニーズに合っているか
- 4.その対象者へどう告知するのか
講演会LABO 実務メモ
「人が集まるか不安です」と相談されたとき、いきなり「SNSを使いましょう」「チラシを配りましょう」とは考えません。
まず確認したいのは、「誰に来てほしい講演会なのか」です。
その人たちは何に関心があり、今回の講師・テーマはそのニーズに合っているのか。そして、その人たちへ情報を届けるにはどの方法が適しているのか。
「誰に来てほしいのか → 何に関心があるのか → 講師・テーマ → 告知方法」の順番で考えることが、講演会の集客設計の基本だと考えています。
講演会の主な集客・告知方法
実際の講演会では、開催目的や対象者によってさまざまな方法で参加者を募ります。
- 取引先への案内
- 会員企業への案内
- 社員への社内告知
- 一般市民向けのチラシ
- 主催者のWebサイト
- メール
- SNS
- DM
- プレスリリース
どの方法が最適かは、講演会の目的と対象者によって変わります。すべてを行う必要はありません。
たとえば会員企業向けの講演会であれば、既存の会員向けメールや案内が中心になることがあります。一方、一般市民を対象に参加者を募る場合は、チラシやWebサイト、SNSなど複数の接点を使うことも考えられます。
重要なのは、「使える告知手段を増やすこと」ではなく、「参加してほしい人へ情報が届く方法を選ぶこと」です。
講師の知名度は集客に影響するのか
講師の知名度は、一定の集客力に寄与する要素の一つだと考えられます。
著名人や元アスリートなどの場合、「その人の話を直接聞いてみたい」ということ自体が、参加を検討する理由の一つになることがあります。
特に取引先や一般参加者など、組織の外部から参加者を募る講演会では、講師の知名度も講師選定の検討要素になり得ます。
ただし、知名度だけで講師を選べばよいわけではありません。
知名度だけではなく、開催目的との相性を見る
講師選びで大切なのは、開催目的や参加者のニーズに合う話ができるかどうかです。
知名度が高くても、参加者が求める内容と講演内容が合っていなければ、主催者が届けたいメッセージにつながらない可能性があります。
そのため、集客の観点でも「知名度」「開催目的」「参加者ニーズ」「実際に話せる内容」を合わせて考えることが重要です。
講演テーマは「誰向けの何の話か」が伝わるようにする
講演テーマやタイトルが集客へどの程度影響するかを一概に言うことはできません。
ただし、告知を見た人に「誰に向けた、何についての講演なのか」が伝わることは大切です。
参加を検討する人は、講演タイトルや告知文を見ながら、「これは自分に関係する話なのか」「参加すると何を聞けるのか」を判断します。
そのため、単に大きなカテゴリーだけを掲げるのではなく、開催目的や対象者を踏まえて、講演内容の方向性が伝わるテーマを検討します。
「聞いてみたい」と感じられるテーマか
講演テーマは、開催目的と参加者ニーズに合っていることが前提です。
そのうえで、ありふれた表現だけではなく、告知を見た人が「少し聞いてみたい」と感じられる切り口を考えることも一つの方法です。
ただし、集客だけを目的に実際の講演内容とかけ離れたタイトルを付けることは避けるべきです。講師が実際に話せる内容とテーマが一致していることが重要です。
チラシ・告知物は何を伝えるべきか
講演会のチラシや告知物では、目を引くデザインにすることも打ち手の一つです。
一方で、デザインだけでなく、参加を検討する人が必要な情報をすぐに理解できることも重要です。
たとえば、次のような情報を分かりやすく整理します。
- 講演テーマ
- 講師名・講師写真
- 講師プロフィール・肩書き
- どのような人に向けた講演なのか
- 開催日時
- 会場
- 参加方法・申込方法
- 主催者情報
告知物を見た人が、「誰が、何について話すのか」「自分が参加対象なのか」「いつ、どこで、どう申し込めばいいのか」を判断できる状態にしておきます。
講師の写真・プロフィール・肩書きは公開前に確認する
主催者側でチラシやWebページなどの告知物を作成した場合、講師名、プロフィール、写真、肩書き、講演テーマなどについては、公開前に講師側へ最終確認を行います。
特に著名人の場合は、使用できる宣材写真や表記方法などにルールがある場合もあります。主催者側だけで判断せず、講師本人、所属事務所、マネジメント会社など正式な窓口へ確認したうえで公開します。
講演内容に即した告知物であることに加えて、講師側が確認した正しい情報・素材を使用することも大切です。
対象者によって告知方法を変える
集客方法を考えるときは、講演会の対象者によって告知方法を変えるという視点が必要です。
取引先・会員企業向けの場合
主催者がすでに持っている取引先・会員企業との接点を活用します。メール、DM、担当者からの案内など、普段から使っている連絡手段が中心になることがあります。
社員向けの場合
社内メール、社内ポータル、掲示物など、社員が日常的に確認する社内の情報経路を活用します。
一般参加者を募る場合
チラシ、Webサイト、SNS、メール、プレスリリースなど、対象者へ届く可能性のある複数の方法を検討します。
ただし、一般向けだからといって、すべてのSNSや媒体を使う必要はありません。誰に届けたいのかを明確にしたうえで、適した告知方法を選びます。
告知を始める前に確認したい4つのこと
1.対象者は明確か
「できるだけ多くの人」ではなく、今回の講演会に特に来てほしい人を整理します。
2.対象者の関心とテーマが合っているか
主催者が伝えたいことだけではなく、参加者が聞きたいこととの接点を考えます。
3.講師がその期待に応えられるか
講師の知名度だけでなく、本人の経験や専門性、実際に話せる内容を確認します。
4.対象者へ届く告知経路があるか
メール、DM、社内告知、Webサイト、SNS、チラシなど、対象者へ情報を届けられる手段を確認します。
集客で避けたい3つの考え方
1.講師を決めてから対象者を考える
誰に届ける講演なのかが曖昧なまま講師を決めると、参加者ニーズと講演内容がずれる可能性があります。できれば企画段階から対象者を意識します。
2.有名な講師なら必ず人が集まると考える
知名度は参加理由の一つになり得ますが、それだけで集客を保証できるものではありません。開催目的やテーマ、対象者への告知方法も合わせて考えます。
3.告知手段を増やせば集まると考える
SNS、メール、チラシなどを増やしても、参加してほしい人へ届いていなければ十分とはいえません。手段の数よりも、対象者との接点を考えることが重要です。
講演会集客の事前チェックリスト
- □ 今回の講演会に来てほしい対象者を明確にした
- □ 対象者がどのようなことに関心を持っているか考えた
- □ 開催目的と参加者ニーズを整理した
- □ 講師がそのニーズに合う内容を話せるか確認した
- □ 講演テーマから内容がイメージできる
- □ 講師の知名度だけで選んでいない
- □ 対象者へ届く告知方法を整理した
- □ チラシ・Web・メール等で必要情報を分かりやすく掲載した
- □ 講師写真・プロフィール・肩書き・講演テーマを講師側へ確認した
- □ 申込方法・問い合わせ先が分かりやすい
講演会の集客についてよくある質問
Q.講演会ではどんな方法で集客しますか?
開催目的や対象者によって異なります。取引先・会員企業への案内、社内告知、チラシ、Webサイト、メール、SNS、DM、プレスリリースなどが考えられます。
Q.有名な講師を呼べば人は集まりますか?
講師の知名度は参加理由の一つになり得ますが、それだけで集客を保証するものではありません。開催目的、参加者ニーズ、講演テーマ、告知方法なども合わせて考える必要があります。
Q.講演テーマは集客に重要ですか?
影響度を一概に示すことはできませんが、少なくとも「誰向けの何の話なのか」が告知を見た人へ伝わることは大切です。
Q.チラシには何を載せればいいですか?
講演テーマ、講師名・写真・プロフィール、対象者、開催日時、会場、申込方法、主催者情報などを分かりやすく整理します。
Q.講師写真は自由に使っていいですか?
講師や所属先によって使用条件が異なります。提供された宣材写真を含め、告知物を公開する前に講師側へ使用素材・掲載内容を確認します。
Q.集客が不安な場合、最初に何を考えればいいですか?
まず「誰に来てほしいのか」を明確にします。その人の関心、講師・テーマとの相性、対象者へ届く告知方法という順番で整理すると考えやすくなります。
講師選定だけでなく、企画段階から相談できます
「集客できる講師を紹介してほしい」
「誰を対象にした講演会にすればいいか整理したい」
「参加者に何を届ける講演会にするか迷っている」
「講師とテーマをどう組み合わせればいいか分からない」
そのような企画段階からでもご相談いただけます。
講演会LABOでは、単に講師候補を紹介するだけではなく、開催目的、参加者、予算などを伺いながら、今回の講演会で「誰に、何を届けるのか」を整理し、その目的に合う講師・テーマを検討します。
集客は告知を始めてから考えるものではありません。誰に来てほしいのかを起点に、講師、テーマ、告知方法まで一貫して考えることが、参加者へ届く講演会づくりにつながります。
講演会のこと、まずはお気軽にご相談ください。
講師選び、テーマ、予算、開催準備など、講演会にはさまざまな検討事項があります。
「講演会を開催したいけれど、何から始めればいいかわからない」
「目的は決まっているけれど、どんなテーマ・講師が合うかわからない」
「企画から当日運営まで相談したい」
そんな段階から、お気軽にご相談ください。
開催目的や対象者、ご予算、時期などをお伺いしながら、一緒に方向性を整理します。
講演会LABOへのご相談、開催目的の整理、講師選定に関するご相談について、相談料・紹介手数料等を主催者様からいただくことはありません。
※イベント全体の企画・制作・運営等をご依頼いただく場合には、ご依頼内容に応じて別途お見積りいたします。