講演会LABO

講演会の講師の探し方・選び方完全ガイド|目的・予算から失敗しない選定方法

企業や医療機関、学校、各種団体などで講演会を企画する際、多くの担当者が最初に悩むのが「誰に講師をお願いすればいいのか」という問題です。

著名人がいいのか、専門家がいいのか。どのくらいの予算が必要なのか。そもそも、どこから講師を探せばいいのか。

さらに、「講演テーマまで自分たちで決めてから講師を探すべきなのか」と迷うこともあるでしょう。

講演会の講師選びで大切なのは、最初から講師名や具体的な講演テーマを決めることではありません。

まずは「何のために、誰に向けて開催するのか」を整理することが第一歩です。

この記事では、講演会の企画担当者に向けて、講師の探し方から選定基準、テーマの考え方、依頼前に確認しておきたいポイントまで、実務の流れに沿って解説します。

講演会の講師選びは「有名かどうか」から始めない

講師を探し始めると、どうしても「知名度の高い人」「テレビなどで見たことがある人」に目が向きがちです。

もちろん、著名な講師には集客力や話題性というメリットがあります。

しかし、講演会の成功を考えるうえで、それ以上に重要なのが、「開催目的と参加者のニーズに、その講師が合っているか」という視点です。

たとえば同じ「健康」をテーマにした講演会でも、健康経営をテーマに取引先・会員企業などを対象として開催するのか、地域住民向けの啓発イベントなのか、医療機関が患者や地域住民に向けて開催するのかによって、適した講師や伝えるべき内容は変わります。

そのため、講師の知名度や肩書きだけを見るのではなく、「誰に、何を届けるための講演会なのか」から考えることが重要です。

講師を探す前に整理しておきたい6つのこと

講師候補を探し始める前に、すべてを決める必要はありません。ただ、次の6項目がある程度整理されていると、講師候補を考えやすくなります。

項目

確認したい内容

開催目的・背景

なぜ今回、講演会を開催するのか

参加者

年齢層、職種、立場など

参加人数

何名程度を想定しているか

会場

開催場所、会場規模など

予算

講師料・交通費等を含めどの程度か

開催条件

日程、拘束時間、講演・対談などの形式

特に重要なのが、開催目的・参加者属性・予算です。

「講演会を開催したいのですが、誰がいいでしょうか」という相談でも、この3点が分かるだけで講師選定の方向性はかなり見えやすくなります。

また、一人で話す通常の講演なのか、司会者とのトークセッションなのか、複数人による対談なのかなど、イベント形式について希望があれば整理しておきましょう。

もちろん、これらがすべて決まっていなくても問題ありません。「まだ決まっていないことがある」という状態も含めて、企画を整理していくことが講師選定の一部です。

講演テーマは最初から決まっていなくてもいい

講演会を企画する際、「具体的な講演テーマまで決めてから講師を探さなければならない」と考える必要はありません。

実際には、主催者側で「健康について」「挑戦やモチベーションについて」「命の大切さについて」といった大きな方向性まで整理し、そこから講師候補を検討するケースもあります。

そして講師が決まった後、本人や所属先と相談しながら、その講師が自身の経験や専門性を生かして話せる内容の中から、具体的な講演テーマを提示してもらう場合もあります。

主催者側からすれば、候補となる講師が「実際にどんな話をできるのか」を事前にすべて把握することは難しいものです。そのため、主催者だけで講演テーマを完成させようとしなくても大丈夫です。

まずは次の大枠を整理します。

  • なぜ講演会を開催するのか
  • 誰に聞いてもらうのか
  • どんなことを持ち帰ってもらいたいのか

そのうえで目的に合う講師を検討し、具体的な講演テーマについては講師側とも相談しながら決めていく、という進め方もあります。

講演会LABO 実務メモ

講師によっては、主催者から開催目的や希望する大きなテーマを伝えたうえで、講師本人が話せる内容に合わせて具体的な講演テーマを提案してもらえる場合があります。

「テーマを決められない=準備不足」と考える必要はありません。講師の経験や得意分野を踏まえて一緒に組み立てた方が、その講師らしい講演内容になることもあります。

講演会の講師を選ぶ5つの基準

1.開催目的との相性

最も重要なポイントです。「参加者に健康について考えてもらいたい」「困難を乗り越える力を伝えたい」「周年事業として記憶に残るイベントにしたい」など、開催目的に対して講師の経験やメッセージが合っているかを確認します。

2.参加者との相性

同じテーマでも、経営者、会社員、学生、医療従事者、地域住民では響く内容が異なります。講師自身の経歴だけではなく、「今回の参加者にどんな話を届けられるか」という視点で考えます。

3.講師自身の経験・専門性

講演テーマだけを見るのではなく、「なぜその人がその話をするのか」も重要です。専門家としての知識なのか、自身の経験なのか、長年のキャリアから得た知見なのか。参加者に届けたいメッセージと、講師本人の経験や専門性がつながっているかを確認します。

4.講演形式との相性

すべての講師が同じ形式を得意としているわけではありません。一人での講演、対談、トークセッション、質疑応答など、講師の特性とイベント形式を合わせることで、より良いプログラムになることがあります。

5.予算・条件

講演料だけではなく、交通費、宿泊費、拘束時間なども含めて確認します。特に講演料は、一般の商品やサービスのように価格が分かりやすく公開されていないケースも多く、主催者側にとって相場感をつかみにくい領域です。そのため、講師を検討する際には「このくらいまでなら予算を確保できる」という目安があると、現実的な候補を検討しやすくなります。

講演会の講師を探す主な方法

インターネットで検索する

テーマや対象者から「健康 講演会 講師」「周年記念 講演会」などと検索して候補を探します。

講師本人や所属先へ問い合わせる

希望する講師がすでに決まっている場合は、本人の所属事務所や正式な窓口から問い合わせます。

講師紹介・キャスティング会社などへ相談する

まだ講師が決まっていない場合は、開催目的や参加者、予算などを伝え、条件に合った候補者を提案してもらう方法があります。

知人・取引先などから紹介してもらう

実際に開催した人から、講演内容や参加者の反応などを聞けるメリットがあります。

どの方法が正解ということではありません。講師がすでに決まっている場合と、「目的はある程度決まっているけれど、誰に頼めばいいか分からない」場合では、適した探し方も異なります。

講師候補は「目的・参加者・予算」で比較する

複数の候補が見つかったら、知名度だけで比較するのではなく、次の項目を並べて比較してみましょう。

  • 開催目的との一致度
  • 参加者との相性
  • 講師自身の経験・専門性
  • 想定する講演内容
  • 講演形式
  • 予算・条件

3名程度まで候補を絞ると、主催者内部での検討もしやすくなります。また、講師を選定した理由を説明できる状態にしておくと、社内稟議や関係者への説明にも役立ちます。

単に「有名だから」ではなく、「今回は参加者に○○について考えてもらうことが目的であり、この講師には○○という経験があるため、今回の講演会に適している」と説明できる講師選定が理想です。

講師選びで注意したい「講演時間」と「プログラム」

講演会を企画するときに意外と重要なのが、主催者が希望する開催時間と、講師が最も力を発揮できる講演形式が必ずしも一致するとは限らないという点です。

たとえば主催者側では「80分の講演会」を想定していても、講師によっては80分すべてを一人で講話するより、「講話60分+質疑応答20分」あるいは「講演+司会者とのトークセッション」とした方が、その講師の魅力を引き出せる場合があります。

単純に「何分話せますか?」だけで判断するのではなく、イベント全体をどう構成すれば参加者にとって最も良い時間になるかを考えることが大切です。

講演会LABO 実務メモ

講師選定では、プロフィールだけでは分からない「得意な講演時間」「得意な形式」「質疑応答への対応」などがあります。候補者を決める段階で、希望するイベント形式まで伝えて確認しておくと、その後の企画や当日の進行もスムーズになります。

講師が決まったら確認しておきたいこと

  • 開催日時
  • 会場
  • 講演時間
  • 入り時間・拘束時間
  • 講演テーマ
  • 講演形式
  • 講演料
  • 交通費・宿泊費
  • スライドや映像の使用
  • 写真・動画撮影の可否
  • オンライン配信の有無
  • 質疑応答の有無
  • 控室など当日の受入条件

特に撮影・配信・講演資料などは、講師や所属先によって条件が異なることがあります。「当日確認すればいい」ではなく、希望がある場合は事前に相談・確認しておくことをおすすめします。

講師選定チェックリスト

  • □ 開催目的・背景を整理している
  • □ 参加者属性・人数を把握している
  • □ おおよその予算を設定している
  • □ 希望日程・拘束時間を整理している
  • □ 希望するテーマ・方向性を整理している
  • □ 講師の経験と開催目的が合っている
  • □ 参加者との相性を確認している
  • □ 希望する講演形式に対応できる
  • □ 講演料以外に必要な費用を確認している
  • □ 撮影・配信等の希望条件を伝えている
  • □ 「なぜこの講師なのか」を説明できる

もちろん、最初からすべてにチェックが入っている必要はありません。決まっていない項目があれば、それ自体を相談事項として整理していけば大丈夫です。

講師選びについてよくある質問

Q.講師は何か月前から探すべきですか?

希望する講師や開催時期によって異なります。候補者のスケジュール確保が必要になるため、開催が決まった段階で早めに動く方が選択肢を広げやすくなります。

Q.予算が決まっていなくても講師を探せますか?

探すこと自体は可能です。ただし講演料には幅があるため、ある程度の予算感が分かると現実的な候補を検討しやすくなります。

Q.講演テーマが決まっていなくても大丈夫ですか?

問題ありません。開催目的や参加者、希望する大きな方向性などから講師を検討し、具体的なテーマは講師側と相談しながら決められるケースもあります。

Q.講師が決まっていなくても相談できますか?

もちろん可能です。むしろ、開催目的・参加者・予算などから候補となる講師を考える方法があります。

Q.有名な講師の方が満足度は高くなりますか?

必ずしもそうとは限りません。重要なのは、開催目的と参加者ニーズに、講師の経験やメッセージが合っていることです。

講師が決まっていなくても、企画段階から相談できます

「講演会を開催したいけれど、誰にお願いすればいいか分からない」

「テーマもまだ漠然としている」

「予算に合う講師が分からない」

そのような段階でも問題ありません。

講演会LABOでは、ご予算、講演会・イベントの開催目的、参加者属性などをお伺いしたうえで、条件や目的に合った企画内容・講師候補をご提案します。

主催者側ですべてを決めてから相談していただく必要はありません。

「まだ決まっていないことを、一緒に整理する」ことも講演会づくりの一部だと考えています。

講演会のこと、まずはお気軽にご相談ください。

講師選び、テーマ、予算、開催準備など、講演会にはさまざまな検討事項があります。

「講演会を開催したいけれど、何から始めればいいかわからない」

「目的は決まっているけれど、どんなテーマ・講師が合うかわからない」

「企画から当日運営まで相談したい」

そんな段階から、お気軽にご相談ください。

開催目的や対象者、ご予算、時期などをお伺いしながら、一緒に方向性を整理します。

講演会・研修・イベントについて相談する

講演会LABOへのご相談、開催目的の整理、講師選定に関するご相談について、相談料・紹介手数料等を主催者様からいただくことはありません。
※イベント全体の企画・制作・運営等をご依頼いただく場合には、ご依頼内容に応じて別途お見積りいたします。