健康経営の講演会におすすめのテーマと講師|企画担当者向け選び方ガイド
健康経営をテーマに講演会やセミナーを企画することになったものの、「どんなテーマにすればいいのか」「誰に講師をお願いすればいいのか」と悩む担当者は少なくありません。
健康経営という言葉がカバーする領域は広く、メンタルヘルス、疾病予防、仕事と治療の両立、運動、食事、睡眠、働き方など、さまざまな切り口があります。
さらに、正しい知識を届けたいのか、参加者の共感を生み行動のきっかけをつくりたいのかによっても、適した講師は変わります。
この記事では、健康経営をテーマにした講演会を企画する担当者に向けて、テーマの考え方、講師の選び方、企画時に確認しておきたいポイントを実務の視点から解説します。
健康経営の講演会では「何を伝えたいか」から考える
健康経営の講演会を企画するとき、最初から「健康経営に詳しい講師」を探し始める必要はありません。
まず考えたいのは、今回の講演会を通じて参加者に何を伝え、どのような気づきや行動につなげたいのかということです。
たとえば、従業員のメンタルヘルスやモチベーションについて考えてもらうことが目的の場合もあれば、「仕事と治療の両立」について学び、疾病を抱える従業員が働き続けられる職場づくりや離職防止について考えることが目的の場合もあります。
また、健康経営をテーマにした講演会は、自社従業員向けだけとは限りません。保険会社や金融機関、経済団体、各種会員組織などが、取引先企業や会員企業、経営者などに向けて開催するケースもあります。
そのため、「健康経営」という言葉だけで講師を選ぶのではなく、誰に参加してもらい、何を持ち帰ってもらいたいのかを整理することが第一歩です。
健康経営の講演会で考えられる主なテーマ
健康経営は幅広い概念です。講演会では、開催目的や参加者に合わせてさまざまな切り口を考えることができます。
メンタルヘルス・モチベーション
ストレスとの向き合い方、心の健康、働くモチベーションなどをテーマに、従業員がいきいきと働ける環境について考える切り口です。
仕事と治療の両立
がんなどの疾病を抱えながら働く人への理解、職場の支援、治療と仕事を両立できる環境づくりなどを考えるテーマです。従業員の離職防止や人材定着という観点にもつながります。
疾病への正しい理解・予防
がんをはじめとする疾病について正しい知識を学び、検診や予防、早期発見など健康行動を考えるきっかけをつくるテーマです。
運動・身体づくり
日常的な運動習慣、身体づくり、体力維持などを通じて健康について考えるテーマです。
食事・睡眠・生活習慣
食生活や睡眠、日々の生活習慣など、参加者が日常生活に取り入れやすい健康行動を扱います。
困難との向き合い方・生き方
疾病や大きな困難を経験した人の実体験を通じて、健康の大切さだけでなく、仕事や人生、家族、生き方について考えるきっかけをつくる切り口です。
重要なのは、これらの中から流行しているテーマを選ぶことではなく、今回の参加者にとって何が必要なのかを考えることです。
健康経営の講演会ではどんな講師を選べばいい?
健康経営の講師というと、医師や医療の専門家をイメージしやすいかもしれません。しかし、講演会の目的によって適した講師像は異なります。
医師・医療専門家
疾病、予防、検診、メンタルヘルスなどについて、専門的かつ正確な知識を届けたい場合に適しています。
健康経営・人事・組織づくりの専門家
健康経営の考え方や制度、組織づくり、人材定着など、企業経営や人事施策に近い内容を学びたい場合に適しています。
アスリート・著名人
自身の競技経験や健康管理、困難を乗り越えた経験などを通じて、参加者の関心や共感を引き出せる場合があります。一定の知名度を持つ講師は、講演会そのものへの関心や集客という観点でも検討材料になります。
疾病や困難を経験した当事者
自身の経験を通じて、病気との向き合い方、周囲の支え、仕事との両立、生き方などを伝えられます。参加者がテーマを身近に感じ、自分自身の健康や働き方を考えるきっかけにつながることがあります。
肩書きだけで決めるのではなく、「今回の参加者に何を届けたいか」に対して、その講師の経験や専門性が合っているかを確認することが重要です。
「正しい知識」と「心を動かす実体験」は役割が違う
健康・医療をテーマにした講演会では、講師選びを考えるうえで一つの分かりやすい視点があります。
それが、「正しい知識を届けたいのか」「参加者の心を動かし、行動のきっかけをつくりたいのか」という違いです。
疾病や予防について正確な情報を学ぶことを重視するのであれば、医師や専門家による講演が適しています。
一方で、参加者にテーマを身近に感じてもらい、「自分も健康について考えてみよう」「家族や職場の人について考えてみよう」と思ってもらうことを重視するなら、当事者やアスリート、著名人などの実体験を軸にした講演が力を発揮する場合があります。
たとえば、疾病を実際に経験した人物であれば、病気と向き合ってきた経験を自身の言葉で伝えることができます。そこに一定の知名度や社会的な認知が加わることで、普段は健康テーマの講演会に参加しない層にも関心を持ってもらえる可能性があります。
どちらが優れているということではありません。講演会の目的によって、求められる役割が異なるということです。
講演会LABO 実務メモ
健康・医療系の講演では、「専門性」と「実体験」を分けて考えると講師候補を整理しやすくなります。正しい知識を深く届けたいのか、実体験を通じて共感や行動のきっかけをつくりたいのか。開催目的を整理すると、どんな講師が適しているのかが見えやすくなります。
健康経営の講師選びでは「集客力」と「予算」も考える
健康経営の講演会では、内容の良さだけではなく、参加者に実際に会場へ足を運んでもらえるかという視点も重要になることがあります。
特に取引先企業や会員企業、顧客などを招くイベントでは、「誰が登壇するのか」が参加動機の一つになる場合があります。
そのため講師選びでは、次の要素をバランスよく考える必要があります。
- 開催目的との相性
- 参加者が求めている内容
- 講師の専門性・経験
- 講演内容の分かりやすさ・共感性
- 集客への期待
- 講演料を含めた予算
知名度だけを優先すると開催目的から外れる可能性があります。一方で、内容だけを見て講師を決めても、参加者に興味を持ってもらえなければ講演会の価値を十分に届けられないこともあります。
「参加者に何を伝えたいか」と「参加したいと思ってもらえるか」、そして予算。この3つを見ながら講師候補を考えることが現実的です。
健康経営の講演テーマは最初から完成していなくてもいい
「健康経営の講演会を開催したいけれど、具体的なテーマが決まらない」という段階でも問題ありません。
健康経営というテーマ自体が幅広いため、主催者だけで最初から具体的な講演タイトルまで決めることは難しい場合があります。
まずは、「誰に参加してもらうのか」「何を伝えたいのか」「知識を届けたいのか、心を動かしたいのか」といった大きな方向性を整理します。
そのうえで講師候補を検討し、講師本人が話せる内容や経験、専門性を踏まえて、具体的な講演テーマを相談しながら決めていく方法もあります。
テーマが決まっていないことを準備不足と考える必要はありません。
迷ったときは、過去の開催事例から考える
テーマも講師も決まっていない場合、ゼロから企画を考えるより、過去にどのような健康・医療系講演が開催されているのかを見ることが参考になります。
たとえば、「メンタルヘルスやモチベーションをテーマにした講演」「仕事と治療の両立を考える講演」「疾病経験者の実体験と正しい疾病知識を組み合わせた講演」など、目的の異なる実例を見ることで、自分たちが開催したい講演会の方向性をイメージしやすくなります。
事例をそのまま真似する必要はありません。
「この事例の目的は自分たちに近い」「この切り口なら参加者に響きそう」といったところから、今回の企画に合わせて調整していけばよいのです。
講演会LABO 実務メモ
「テーマも講師もまだ決まっていません」という相談に対しては、実際の開催事例を参考として提示する方法が実践的です。抽象的な質問を重ねるだけでなく、具体例を見ながら「今回ならどこが近いか」を一緒に考えることで、主催者側も希望を整理しやすくなります。
健康経営の講演会を企画するときに確認したいこと
講師候補を検討するときには、次のような項目を整理しておくとスムーズです。
- 開催目的・背景
- 参加者属性
- 参加予定人数
- 参加者に伝えたいこと
- 開催希望日
- 会場
- 予算
- 希望する講演時間
- 講演・対談・トークセッションなどの形式
- 集客をどの程度重視するか
- 撮影・配信等の予定
すべてが決まっている必要はありません。分からない項目は未定のまま相談し、企画を考える過程で整理していくこともできます。
健康経営講演会の企画チェックリスト
- □ 誰に参加してもらうのか整理している
- □ 講演会の開催目的を整理している
- □ 参加者に何を持ち帰ってほしいか考えている
- □ 知識提供と共感・行動喚起のどちらを重視するか考えている
- □ テーマの大きな方向性を整理している
- □ 講師の経験・専門性が目的と合っている
- □ 集客面での期待を考えている
- □ 予算を整理している
- □ 講演形式・時間を確認している
- □ テーマや講師が未定の場合、参考となる開催事例を確認している
すべてにチェックが入っていなくても問題ありません。決まっていないことを明確にすることも、企画を前に進めるための重要なステップです。
健康経営の講演会についてよくある質問
Q.健康経営の講演では、医師を講師にするべきですか?
必ずしも医師である必要はありません。正確な医学知識を深く学ぶことが目的なら医師・専門家が適していますが、健康について考えるきっかけや共感を生みたい場合は、疾病経験者やアスリートなどの実体験型講師も選択肢になります。
Q.健康経営の講演テーマが決まっていなくても相談できますか?
はい。参加者、開催目的、伝えたいことなどから方向性を整理し、講師候補を検討したうえで具体的なテーマを決めていく方法もあります。
Q.取引先や会員企業向けの健康経営講演会でも相談できますか?
可能です。健康経営をテーマにした講演会は、自社従業員向けだけでなく、取引先企業、会員企業、経営者などを対象として企画することもできます。
Q.著名人を呼ぶメリットは何ですか?
講師自身の経験やメッセージが開催目的に合っていることが前提ですが、一定の知名度は参加者の関心を高め、集客につながる場合があります。
Q.予算内でどんな講師に依頼できるか分からない場合は?
講演料は講師によって幅があります。開催目的、参加者、予算などを伝えたうえで、その条件に合う講師候補を相談する方法があります。
健康経営の講演企画・講師選びから相談できます
「健康経営をテーマに講演会を開催したいけれど、何をテーマにすればいいか分からない」
「医師や専門家がいいのか、実体験を持つ講師がいいのか迷っている」
「参加者に響き、集客にもつながる講師を予算内で探したい」
そのような段階でも問題ありません。
講演会LABOでは、開催目的、参加者、ご予算などをお伺いし、過去の開催事例なども参考にしながら、今回の企画に合ったテーマや講師候補を一緒に整理します。
健康経営という大きなテーマから、主催者だけですべてを決める必要はありません。
誰に、何を届けたいのか。その目的から講演会を一緒に考えていきます。
講演会のこと、まずはお気軽にご相談ください。
講師選び、テーマ、予算、開催準備など、講演会にはさまざまな検討事項があります。
「講演会を開催したいけれど、何から始めればいいかわからない」
「目的は決まっているけれど、どんなテーマ・講師が合うかわからない」
「企画から当日運営まで相談したい」
そんな段階から、お気軽にご相談ください。
開催目的や対象者、ご予算、時期などをお伺いしながら、一緒に方向性を整理します。
講演会LABOへのご相談、開催目的の整理、講師選定に関するご相談について、相談料・紹介手数料等を主催者様からいただくことはありません。
※イベント全体の企画・制作・運営等をご依頼いただく場合には、ご依頼内容に応じて別途お見積りいたします。